手のひら返し

 


多分自分は全く武術には向いてないと思うのですが、向いてないからこそ、何とか自分の神経系が耐えられる範囲で(頻度めちゃ低い)手合わせしていただきながら学んだ事は実生活で超役立っているように思います。

身体を通じて感覚的に学んだ事はいざというときに発動しやすいし、物事は最終的には知識云々よりその場で適切な対応ができるか否かでしかない。

古武術の山口潤先生の教えで印象に残っている技に「手のひら返し」っていうのがあって、「手のひら返す時は中途半端とかやゆっくりとかじゃなく、一気に躊躇なく返す(ただし軸はブラさない)」と教わりました。裏と表をパッと入れ替えるみたいな感じ。

私はこの術理「自分が間違っていたと気がついたら、今までいた世界観をパッと捨てて、間違いを修正した上での正しい世界観に移行する」と理解していて、その為には自分がひとつそこは譲れないっていう軸を持っているべきだと思っています。

身体を通じて学ぶことは見た目が全然違う事にも使えたりするのが面白い。

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