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暮れのご挨拶

今年は激動の1年でした。 化学療法から始まって、その副作用とコロナで家に篭る日々を過ごすうちに何となく自分と向かい合うようになり、今まで抱えてきてしまったものがひとつひとつ解けていきました。 雪が春を迎えて溶けるように、雪解け水が集まってせせらぎになるように、急に流れが見えてきて今まで漠然と学んできたことが像を結んでボディーワーカーになろうと決めました。 夏から勉強を始めて、セミナーに通いながら友人知人にお願いして機会を頂いて、ひたすら稽古に明け暮れた半年。これまでないほど充実した1年だったように思います。 家族をはじめ、療養生活を支えてくれた方々、学びを支えてくれた方々に心よりお礼申し上げます。 人生は冒険だなあ!

yieldでめざしているところ

 yieldで起こることを説明するのは少し難しいですが、自分の経験をお話してみようと思います。 私は田畑さんからロルフィング10シリーズを受ける中でyieldと出会いました(田畑さんのセッションにはすべて導入としてyieldが含まれています)。10シリーズ終了後半年ほどして乳がんがみつかり、化学療法中のサポート(治療的な意味合いではありません、念のため。化学療法で心身ともに弱る期間を少しでも前向きに乗り切れるようサポートをお願いしました)としてyieldを含むセッションを3週間に1度程度のペースで半年程受けました。 自分が受けてみて感じている効果は、慢性的な緊張が抜けること、疲労が回復しやすくなること、疲れにくくなること、またそれに伴って精神的に安定感が出てくることです。 田畑さんのセッションを受ける前の私は恐らく常に緊張状態にあって、そのために疲れやすく、また寝ても疲れが抜けきらない状態だったのではないかと思っています。yieldを受けたことで身体から安心するという経験をし、また、セッションの回数を重ねたことでその安心感が深まっていったと感じています。 普段私たちは、何か外的な要因があって安心したり不安になったりしていると感じていますが、私が田畑さんからyieldを受けてみて感じるのは、身体が安心してしまうと外的な要因がどうであれ不安に感じることが減る、ということです。 安心していられるようになってから、私はそれまでよりも、遊んだり、チャレンジをしてみたり、人と繋がったりすることを心から楽しめるようになりました。 yieldで起きることは人によって、あるいはときによって様々ですが、深いリラックスという部分は共通しているようです。受けてくださった方が、生きることを楽しんでゆけるような身体になるお手伝いができたら、と考えています。

自己紹介②

もともと私は特に身体を動かすことが好きというわけでもなく、身体感覚についてもかなり無視をして過ごしてきたところがありました。そんな私が身体に興味を持ち始めたきっかけは JIDAI さんのパントマイムのレッスンです。  学生時代に静岡の大道芸ワールドカップで見た サンキュー手塚 さんのパントマイムがとても面白く、自分でもやってみたくなって近所で開催されているパントマイムWSを検索して辿り着いたのがJIDAIさんでした。 JIDAIさんのパントマイムの教え方は、「形を見せようとするのではなく、まずは身体を感じなさい。自分がきちんと感じ取れていれば観客にも伝わる」というもので、例えばパントマイムによくある「壁」であれば、壁に触れているときの感覚を自分の身体で感じ(実際に壁に触れてみたりして、まずは感じてみる)それを再生するように動く、というような感じでした。 これは自分にとってはかなり衝撃で、最初の頃は自分の「身体を感じて動く」ということがどういうことなのかが理解できず、随分と戸惑ったのを覚えています。 「身体を感じて動く」ということをシンプルに説明できる言葉が見つからなかったので、その頃の稽古録をひとつ引用してみます。 『2007年1月24日 今週の初心者クラスで「手を振って指を手のひらに当て、音を鳴らす」というのを習いました。指の付け根の関節を脱力して手を振り、小指から人差し指までの4本を遠心力でブラブラさせて手のひらに当てるのです。その場ではできず・・・。 手首の力を抜くのはわかるけれど、指の付け根(握りこぶし作ると骨が出っ張るところの関節)の力を抜くってしたことないよ。 家に帰ってきてから、どうすればいいのかなぁ・・・と思いつつしばらく手を振ってみて思いました。手首の力が抜けてブラブラしてるときの感じを、指の付け根の関節で感じられればいいんじゃないかな? ブラブラさせるってことは、動かそうとせずに動けばいいんだよね。反対側の手で動かしてみる。むむむ・・・動かしている反対側の手の方に意識が行っちゃってうまく感じられないや。 お風呂で湯船に浸かってる時に思いました。水の抵抗を利用したら、空気の中で振るより関節が動きやすいんじゃないかなぁ?まずはお湯の中で左右に手を振ってみる。一緒にブラブラする手首に意識が行っちゃってうまくいかない。 手首を動かさないように、指の付け根

自己紹介①

 はじめまして。 ボディーワーカーの馬渕海と申します。 2006年、マイムアーティストの JIDAIさん のWSに参加した事から身体感覚に興味を持ち始め、パントマイム、古武術、ヨガなどを学んできました。 そして学びの中で感じた身体感覚に導かれるようにして、トラウマ療法であるSE、ロルフィングにたどり着きました。 ロルフィング10シリーズを 田畑浩良さん から受ける中で田畑さんが開発、発展してこられたyieldという技法に出会い、惹かれて今に至ります。 14年にも及ぶ身体感覚の学びの中で、自分が惹かれてきたこと、思いもかけずボディーワーカーになったこと。 1ページではとてもまとめきれないので、少しずつ言葉にしていこうと思います。どうぞお付き合いください。

体験記④

 zoomでのリモートセッションをお受け頂いた方からのご感想です。オンラインでのワークは初めてでしたが、トライさせて頂いて良い学びになりました。感謝です。 「先日はありがとうございました オンライン上ですが、久しぶりに顔を合わせることができて嬉しかったです。 全部は覚えていないのですが先日の感想です。 はじめは、ヒザから下がムズムズする感じがして、そのうちヒザから下が、何かで固められている感じがして、ムズムズしていました。 決して、嫌とか怖い感じはなかったです。 途中から、胸が軽くなり、呼吸をすると胸がフッと上がるのが分かりました。 そのうち、お腹にも呼吸が入るようになり、それと同時になぜか鎖骨と胸の間が詰まるような感じがしました。 そのうち、肩甲骨、肩甲骨の下のあたりも軽くなるのが分かりました。 そうしていると、ヒザから下全体が不思議ですが、足が少し大きくなったように感じました。 最後にyieldの目的のような内容をお聞きして、細胞を活性化、細胞が元気に活動しやすくなること、というようなことを聞き、 いまわたしの細胞は、わたしの身体のなかで居心地が良いのだろうか、元気にやりたいことをやれているのだろうかと思いました。 誰でもやりたいことをやりたいと思うので、そうだったらいいなと思います。」

体験記③

yieldを受けてくださった友人からご感想を頂きました。感謝です。 【感想】 初めて施術を受けましたが、左の足の下の方から膜のようなものがふわぁーっと来て去っていくようなイメージ(雨雲レーダーみたいな感じ)でした。 途中グーっと深く意識の奥にいって、気づいたらまた戻って来てて(寝てたのかな?)。 海ちゃんが色々とその時の感覚を聞いてくれる中で、上手く表現できないけど「こんな感じ」というのを話して体が状態を認識すると、ピタっとその状態が確定する。そんな作業をやっていって快適な状態になったと感じました。 上手く説明できなくてもどかしいけれど、体がスッキリしました。 丁寧にセッションしてくれてありがとうございました。 ※ セッション後、2日ほど体が筋肉痛みたいになったりホワンとしたりしていておもしろかったとのことです。身体がバランスを組み替える際に一時的に痛みや不調が出る事がありますが、しばらく経つと新しいバランスに馴染んでいきます。

セッションについて

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  セッションについて 外から決められた「正しい形」にあてはめなくても、身体には自らバランスを探して適応していく力があります。 セッションでは間合いと軽いタッチにより心身を深いリラックスに導き、身体の内側からの変化を促します。 ☆場所:神奈川県川崎市 溝の口、登戸、向ヶ丘遊園よりバス(ご予約時にお知らせ致します)。駐車場はありません。近隣の駐車場をご利用ください。 ☆営業日:対面セッション 火曜日〜土曜日(祝日除く)10時~17時 ※オンライン・遠隔セッションについては21時頃まで可能です。 ※対面・オンライン・遠隔ともに上記以外の曜日についても調整可能な場合がございます。ご相談ください。 ☆料金(2021.9.16より) ・対面セッション 10000円/1回(60分程度)  ・遠隔セッション 5000円/1回(20分~30分程度。お身体の反応に応じて前後します) ・Yielding embodiment3シリーズ/3回(60分程度/1回) 29000円 ※Yielding embodimentは3回で全体(背面、側面、腹面)にyieldの動きを引き出しますが、1回でお受けいただいても効果は出ます。また逆に3回以上お受けいただいてyieldを深めていただくこともできます。 ※価格については随時見直しをさせていただきます。 ※お時間はあくまで目安です。 お問い合わせ・ご予約はこちらまで kai.mabuchi@yielding-embodiment.com