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2月, 2022の投稿を表示しています

ZOOMを使ったオンラインセッションご感想 2

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  オンラインセッションのご感想をいただきました。 オンラインでのセッションはタッチが使えないというデメリットがありますが、身体的な共鳴や間合いを使って全体のyieldを促すことができます。 何回かのセッションで身体の応答性が高まってきたら(元々応答性の高い方もいらっしゃいますし、施術者との相性にもよります)姿勢を変えることで個別の個所に対してyieldを促すようなセッションも可能です。 オンラインでのセッションについては夜間も対応することができます。ご希望の方は日時をご相談ください。 以下K様よりのご感想です。 『 予備知識がほとんど無いまま yield を受けました。 馬渕さんの声の誘導に沿って、体と心を微調整していき、 途中からある時は足に、ある時は頭に、そして腕にと、 自然と意識が向いて( 特にその体の部分に意識を向けるよう言われた訳では無い) いきました。 ああ、これは自分の体なんだな〜としみじみ感じるというか、 普段無い思いが出てきました。 そして後半になり、体全体〜 おもに胴体の部分が床に沈んでいくような感覚が起こりました。 沈むというより、 床に吸い付く感覚と言ったほうが近いかもしれません。 後から思うと、これがいつも以上の脱力・ リラックス状態だったのかなと。不思議な感覚でした。 ありがとうございました。』

境界

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  セラピストの先輩、柴田先生のセッションを受けにいきました。 柴田先生がセッションの中で扱っていらっしゃる課題のひとつとして「自他の境界」というのがあります。 今まではきっとものすごく精密に、自他の二つができるだけ隙間なく合わさる境界線を見ていた気がします。何かにスッと剃刀を入れていくような緊張感のある鋭い感覚がありました。 今回感じたのは境界ではなくて、合わせ目のところがにじんで自他が混ざり合っている感じ。自分でもあり、他人でもあるエリアがある感じ。組織の密度が薄くて、そこに混ざり合える余地がある。動きが軽い。 経験から、恐らく組織の密度が薄い感じというのは力みのなさと繋がっていると思います。力みが抜けたとき、自他の境界線の感覚が混ざり合う事ができるようになるのだなということも興味深かったし、それはバウンダリーの脆弱性とはまた異なった混ざり合い方であるように感じました。境界を侵す侵されるというのではなくて、緩衝地帯としての境界が存在している感じ。 私は割と対人関係において距離を取りたいタイプなのですが、ここのところその距離感が変化しているように感じていました。その事とこの境界の感覚はリンクしているような気がします。 境界というものをどのように知覚するのかが、対人関係においての距離の感覚に繋がっているのかな。とても興味深いセッションでした。 素晴らしいセッションをしてくださって感謝です。 http://masakazushibata.com/

「待つ」ということ

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ピラティスのインストラクターをされている方より、ZOOMを用いたオンラインセッションのご感想をいただきました。 「インストラクターとして」という部分で頂いたご感想は私自身もセッションの中で常にバランスを探している部分であり、改めて私にとっても学びになりました。 「見守る」「待つ」ということはyieldの技術の中でもコアになっているものです。変化が引き出されるようなクリエイティブな構えでそれを行うには双方が「心地よくあること」が必要なのだと感じます。心地よくなければそれは「耐える」「身を固める」になってしまうから。 お互いの間で常に揺らいでいる「心地よさ」を探していくこと。シンプルでありながら奥深いことだと思っています。 以下ご感想です。 『体験者として: 少ない言葉で、しかも遠隔で、短時間で、ここまで身体が楽になれるのだと感動しました! インストラクターとして: お客さまにしっかり動いていただくために、私は時々、自分が喋りすぎているように感じるのですが、その事を改めて身を持って。お互いにとっての心地良いが合わさって初めて、自分の身体に意識を集中できるのだと思いました。信じて待つことは、私の日常からしたら真逆のアプローチなのですが、自分の身体を自分事として、意思を持って扱って欲しいと思った時、ごちゃごちゃ言わずに敢えて何も言わないという引き出しも、インストラクターとして持っていると良いなぁと思い、とても勉強になりました。 ありがとうございました😊✨』

録画、再生

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yieldのセッションを受けていると色々な感覚が出てきます。 広い野原に寝転がっているような感覚。 背中から優しくハグされているときのような包まれる感覚。 ゆらゆら揺れる水面みたいな感覚…。 きっとこういう具体的な感覚というのは多くは自分が今までに経験したり強く求めた事がある感覚なのではないかなあと思います。 身体はその感覚を覚えていて、ふっと思い出すのではないかなという気がします。録画してあった動画が再生されるみたいに。 もしもそうなのだとしたら、できるだけ多くの人が美しさや温かさを全身で感じて、その記憶を身に纏って暮らすことができたらいいなあと思います。その身体感覚は、苦しいとき、悲しいことがやってきたときも支えてくれると思うから。 yieldでそういう身体との良い関係性を築くことのお手伝いができたら嬉しいです。