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体験記⑨

 何度かyieldをお受けくださっている方から、体験記を頂きました。感謝です。 「今回も楽しいセッションをありがとうございました。 毎回感じることが違うのですが、今回は脳脊髄液のリズムを感じました。セッションが始まって間もなく両脚が穏やかなリズムで外旋と内旋を繰り返し始めました。最初のうちは微かに動いていたので感じようと意識を集中するといつの間にか肩に力が入ってしまっているのに気が付いて意識して脱力する。というのを繰り返していましたが、やがて両脚の動きが段々とはっきりとしたものになっていきました。 しばらくすると脚の動きは止まり、意識は頭の方へ。その時には肩のりきみもすっかり抜けていました。 頭の中の膜が後頭部の方へ引っ張られるような感じがありました。頭の中がストレッチしているような感じ。 そうしているうちに下顎が左右に動き始めました。マスクをしていてよかったです(笑)。顎は自分の良い位置を探してるようでもあり、左右に揺れて緊張をほぐしているようでもありました。 左右の次は前後に円を描くような動き、そしてまた左右の動き。最近は感情的に負荷がかかっていたからでしょうか。知らずのうちに歯を食いしばったりして肩や顎に緊張があったのかもしれません。 終わったときには全身の緊張が取れて身も心もゆったりモードになってました。 すごーくリラックス出来ました!ありがとうございました✨」

手のひら返し

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  多分自分は全く武術には向いてないと思うのですが、向いてないからこそ、何とか自分の神経系が耐えられる範囲で(頻度めちゃ低い)手合わせしていただきながら学んだ事は実生活で超役立っているように思います。 身体を通じて感覚的に学んだ事はいざというときに発動しやすいし、物事は最終的には知識云々よりその場で適切な対応ができるか否かでしかない。 古武術の山口潤先生の教えで印象に残っている技に「手のひら返し」っていうのがあって、「手のひら返す時は中途半端とかやゆっくりとかじゃなく、一気に躊躇なく返す(ただし軸はブラさない)」と教わりました。裏と表をパッと入れ替えるみたいな感じ。 私はこの術理「自分が間違っていたと気がついたら、今までいた世界観をパッと捨てて、間違いを修正した上での正しい世界観に移行する」と理解していて、その為には自分がひとつそこは譲れないっていう軸を持っているべきだと思っています。 身体を通じて学ぶことは見た目が全然違う事にも使えたりするのが面白い。

UNDO-空につながる静かな土曜日

 3月13日に奥沢のatelier flow のバルコニーで行われる屋外ボディーワークのイベント、「UNDO-空につながる静かな土曜日」でプラクティショナーとしてyieldを提供させていただきます。 10時から19時まで。予約枠10時、11時、17時以降のみになります。今回は体験につき無料です。  他にも先輩セラピストの田中彰さんと山中暁子さんのバイオダイナミクスやSTR、オリジナルプログラムに加え、ショートワークショップstay open to silence『空間と響きの瞑想』を受ける事ができます(こちらは有料です)。 空の下、ご自身の身体と繋がり直す静かな時間を楽しみにいらしてください😊 ☆ご予約先、詳細についてのご案内 『みどり芽吹く春、久しぶりにUNDO再開です🌸 いろいろご時世はまだまだ落ち着きませんが、、今年も春の訪れとともに、ボディワークの体験の場、くつろぎの場として、サロンバルコニーの解放を再開したいと思います。 みわたす限りつづく解放的な空の下、深い休息の中で解き放たれる時間、、忘れていた時間を思い出しに、、宜しければぜひお立ち寄りください、 第2土曜は、ご自身とゆっくりと向き合い、しっかりトリートメントしたい方のための屋外ボディワークとワークショップショートプログラム →UNDO-空につながる静かな土曜日 http://newsdee131.jugem.jp/?eid=23 第4木曜はカフェスタイルで、お茶や心のこもった手作りの料理、人との交流を楽しみながら、屋外でのボディワークやサブセッションで新しいご自身を発見して頂く日(お茶だけのご参加も大歓迎です) → UNDO-空につながる木曜日 http://newsdee131.jugem.jp/?eid=24  “セッションを重ねるたびに出会う、人間の存在の根っこにある美しさに惹かれています“素敵なメッセージを寄せてくれたのは、今年からセッションを提供する仲間に加わってくれるYielding enbodimentの馬渕さん その他作業療法士として精神科身障者の病棟で10年以上のキャリアを持ち舞台演技のご経験もある三浦一夏さんもオリジナルセッションプログラムでご参加くださいます。 お迎えするメンバーも訪れてくださる方々も、、、人や空間自体が生き物のように自由に変化し、成長していけるのもUNDO

胸を下げる

 私は何かの動作をする時に力んで肩が上がってしまう事が多く、しかし肩を下げても今ひとつというか、自分の身体にその意味がちゃんと伝わってないような気がしていました。 でも最近行ったジャイロキネシスのプライベートレッスンで「胸が頑張り過ぎています」というアドバイスをして頂き、はっとしました。 多分私には「胸を張っていないと姿勢が悪くなる」という思い込みがあってそうしていたのですが、胸を張ると肚が抜けてしまっています。胸を(自分の感覚では)少し落とす、抜く様にして肚の感覚の方に意識を向けると、肚が入って身体がまとまり肩も上がりにくくなるようです。多分、胸は下方向に、背中側頸のあたりは上に向かうベクトルがある感じなのかな〜と予想してまだ探求中。 この辺の感覚って微妙で、どんなイメージが自分の身体に理解しやすいかが人によって、学ぶ段階によってかなり違うような気がします。 ぴったり来るイメージが見つかって身体が理解してくれると一気に色々なものが上達したりもして、知恵の輪を解く様な楽しみがあります。 「正しい」身体の使い方を身につける事も意義のあることかと思いますが、小さなことでも自分の身体とコンタクトを取りながら探求してみると、また違った楽しみや喜びがあります。自分の身体との信頼関係を築くにも役に立つので、遊んでみてはいかがでしょうか。

裸足歩き

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 海に遊びに行くと、裸足になって石ころの上を歩いてみます。痛過ぎてヨタヨタしちゃうのですが、めげたら寝転がって空を見上げて一休み。 以前忍者の生田先生の裸足歩きの会に参加させて頂いた時に「裸足歩きは、重心のかけ方やバランスの取り方を学ぶことができる」と伺いました。そういえば以前三鷹にある天命反転住宅にステイした時も、3日目くらいまでら凸凹の床に蹴躓いて靴下に穴が空きまくりましたが、4日目くらいから躓かなくなり、靴下も無事でした。無意識に身体が環境に合わせた動きを学習して実行しているんだなあと、とても面白かったのです。 普段は平坦な道ばかり歩いているので、身体の使い方がそういう仕様になっているのですが、もう少し野性味を取り戻せたらいいなあと思っています。

心からの言葉

 今朝は大切な人を亡くされて悼んでいる方からのLINEを受け取って、何と言葉をかけたら良いのだろうかとしばらく考えました。 ふと気づくと身を固めていたので、身体の力を抜いて言葉が湧いてくるまで待ってお返事を返しました。 コミュニケーションの中でも「どうにかしなければ」という気持ちになったとき身を固めていて、そうなると心からの言葉が出てきにくくなるのだなあと感じた出来事でした。

堂々巡りから抜けるコツ

化学療法中にふと気がついて始めた事なのですが、 嫌なことや不安が頭に浮かんでしまって、それが頭を巡って抜け出せなくなってきたとき、身体に意識を向けてやると大体緊張があります。私の場合は胸にある事が多いです。 見つけたら、その緊張を抜いてやる。 ふぅ〜と息を吐いたり、胸に手を当てて撫で下ろすようにしてやったり、何か補助動作を加えてやるとやりやすいです。 そうすると、堂々巡りから抜け出しやすくなって、他のことが頭に入ってくるようになります。 悩んだり不安がっても状況が好転する訳ではない化学療法中は特に、このアプローチはとても役に立ちました。 セルフメンテナンスになりますし、自分の身体感覚に意識を向ける癖がつくという意味でもオススメです。

オンラインセッションと対面セッション

 セッションしてみて、オンラインセッションは緊張を解くにはかなり使える印象があります。 遠方にお住まいの方、育児や介護などで外出のためのまとまった時間を取るのが難しい方が緊張をリセットして回復しやすいコンディションに身体を整えるのにご利用頂いております。 ただ、オンラインセッションでは対面セッションで出てくるような深い満足感や、もう少し深いところにあるものの変容のような事は起きにくいかもしれません。 ご希望に応じて使い分けをして頂くと良いと思います。

ホームページ

 ホームページを作りました。 プロフィール、yieldについてなど、簡単ではありますがまとめてあります。 よろしくお願いいたします。 http://www.resonanceblue.com

自己紹介13

 さて、これで完結です。 当初メンタルフォローのつもりでお願いした若尾さんのSEですが、空間を使って進めてくださって、自己認識や認知回路と空間のリンクを発見するような事が沢山ありました。 『2019年11月28日 こないだSEのセッションで出てきた上方向の空間、なんか今までと違うなあと思っていたんだけど、なんとなくわかった。 今まで感じてた上方向って、空を見上げるみたいな、前上方だった気がするんだけど、こないだの上方向は頭のてっぺんからの上方向だったんだなあと思う。 なんかこれがあると位置が定まるというか、「ここ」って感じが強くなるっぽい。 それって水平方向の「あっち」と「こっち」、「あそこ」と「ここ」みたいな、二項対立というか、相対的な感覚の次元と違う次元が入ってくるからなのかなあ? 2次元から3次元へ、みたいな? 空間て面白いな。』 そして、化学療法中、たまたま体調がよい時期だったので参加した田畑さんのyieldのWS。プラクティショナー役をしていた時に場に感じた穏やかで満たされた感覚。他者と一緒にいて(他者がいるからこそ)こんなにも深く満たされる事があるのだという事を初めて感じました。この時の気配はずっと私の中に残っていて、yieldのプラクティショナーになるにあたって原点になっている感覚です。 『2020年1月13日 田畑さんの「振動を通じて空間知覚に影響を与える」というWSに行ってきました。  ・受け手 ・安全な場を提供するアンカー役 ・音叉を使うプラクティショナー役 の3人でワークするという、初めてやる形でした。 最初は受け手役。音叉で振動が広がっていくと、小さな粒が無数にある感覚が出てきました。その粒々の中の生きのいいやつがあちこちに向かってぴょこぴょこ動いている感じと暖かくなるような感覚がリンクしてそうな感じがあったり、粒々が流れていくような感じで爪先から手の指先まで繋がりがでてきたり。粒々感が消えた場所には微かな響きが残ってほんのり明るい空っぽな空間がある感じがしました。最後にそれが腕にあったのだけど、背景がない絵みたいに、腕だけがそこにある感じ。触れているはずのマッサージテーブルがない。腕の中身もない感じ。起き上がってみたら、内蔵がない、腹腔が空っぽな感じと微妙に残る振動で、快適なんだけど少し心許ないような感じがしました。空間の感覚は、とても広い

自己紹介12

yieldで改善が見込めるものに医療処置によるダメージがある事は聞いていましたが、実際に自分が手術の後にセッションを受けてみると、身体が警戒モードから抜けられない状態になり、それによって姿勢の変化や可動域や呼吸の制限がかかっていたのだなという事がわかりました。 『2019年10月15日(術後2週間弱) 田畑さんのセッションへ。 yieldの位置決めを5箇所くらいとって細かく聞いてくださったので、間合いソムリエみたくスタート。今まですぽっとはまる感覚がある位置は強い反応とセットなのかなと思っていたけど、今日は反応は強いけどすぽっと感はない場所があって、もしかして別々のものなんだろうかと思いました。すぽっと感ある場所は何か不思議な感覚があるんだけど、うまく言葉にできない。そして今日はすぽっとスポットが2箇所あって、得られる感覚がそれぞれ違っていました。不思議。 手術から交感神経優位な感じが続いている気がしていて、昨日のWSでも全然ウトウトしなかったのですが、今日は7割くらいの時間ムニャムニャしていました。 最初、右脚はタッチの誘導に抵抗していて、そのうち素直に付いていくようになったなあと思ったら、時々座り込み始めたり逃げ出そうとしたり、お散歩の最中に座り込み始める犬みたいだなと思って眺めているうちにムニャムニャ…。 田畑さんが右の肋骨から手を離したら、明かりが灯るようにそこに呼吸が入って外側に広がりはじめ、反対の左肋骨は呼吸が暗く下方向に沈んで行ったのが面白かった。手術をした側の二の腕付近を広げるようなタッチを受けている時に右耳が、新幹線がトンネルに入った時みたいになったので、身体の奴大変な思いしたんだなあと改めて労わりたい気持ちになったりしました(残念ながら労わる術が手持ちに少ないが)。 最後のほうはムニャムニャしながら、水彩みたいなトーンの紫とピンクと水色を見ていて、水平方向の広がりや黒い影で、何となく夕方の海かなあと思っていました。静かで広がりがあって、穏やか。 それから今日はムニャムニャしている時に、実は凄く色々感じているんだなあと思いました。身体の感覚的には凄く色々感じてるんだけど、言葉が介入しないとそのまま流れていっちゃって、次の瞬間には別の感覚が入ってくるので覚えていられない。言葉にはできない。無意識というのは知覚不能なものを指すと思っていたけど、深さによ

自己紹介11

 そんなこんなで2018年末に無事ロルフィング10シリーズを終えて、休息すれば回復する身体を楽しみながら時々yieldのWSに参加してみたりしていました。 そして2019年の夏。 悪夢を見ました。 そのあと何となく左胸がチリチリするのが気になって自己触診したらしこりを見つけました。夢の事があったので何となく「あ、癌だな」と思ってすぐに病院に行ったらやはり悪性で、手術、そして化学療法。 しこりを見つけた時何となく、これは自分にとって大きなワークショップみたいなものなのだろうなと感じました。ならば全力でやり切ってみようと思い切ってサポートを依頼。身体のサポートを田畑さんに、メンタル面は若尾さんにお願いして引き受けて頂きました。豪華。せっかくセッションして頂くのだから楽しんじゃおうとは思っていましたが、想像以上に沢山発見があって、まるで宝探しみたいな時間になりました。 『2019年11月4日 若尾さんのSEへ。 胸のギュッとした感覚と心身のザワザワについてやってみたい、というリクエストをしてみました。 ザワザワの方はちょっと入るのに抵抗ありそうだったので、まずはギュッと感から。 ゆっくり動く簡単な体操?みたいのをやったのですが、やってみたら全然関係ない場所を緊張させていたり、力を抜いていくときに伸筋のコントロールがきかないのが面白かった。ここまでじっくりシンプルな動きに意識向けた事なかったかも。 身体を動かしながら意識向けたらだいぶ静かになったので、いよいよザワザワへ。いつものように座って身体の感覚や空間の感覚に意識を向けていきます。 部屋の中に意識を向けたら部屋の中の空間だけになり、窓の外に意識を向けたら窓の外の空間だけになる状態だったのが、若尾さんに色々提案して貰いながら色々やっていたら、窓の外の空間の中に部屋という空間があるという感覚になりました。若尾さんの「それはどんな感じがしますか?」という問いに更に感覚を観察していくと、自分を中心にして空間が広がっていくような感じ。ここからどこへでも行ける、自由とか可能性みたいな感じが出てきました。 「無防備な感じはありませんか?」と聞かれて更に観察すると、外の空間と部屋の中の空間が等価になって、部屋の中にいるんだけど外にいる時みたいな感じが出てきました。 私は今まで部屋にいる時って外のものをシャットアウトしていたのかも。部屋