バウンダリーと背骨
「人間脳を育てる」の中では「脊椎のありかがわかり、自分で動かせる」ことが「自分という人間がわかる」「信念の土台」という風に書かれています。
自分の経験上もありそうな感じがするのですが、それはどうしてなのだろう?
赤ちゃんの発達を考えるとき、お座りの段階まで進むと脊椎が重力方向と一致する。
このとき、空間の知覚が平面的なものから三次元的なものに変わる。
そうすると、前、後ろ、横、上、下と全方位に空間認知が広がって、自分という座標点が認識できるようになる。
自分で移動する可能性が出てきて、能動的に働きかけることができるようになる。
それによって自分とそうでないものの区別がはっきりしてくる。
自分で移動する可能性が出てきて、能動的に働きかけることができるようになる。
それによって自分とそうでないものの区別がはっきりしてくる。
重力方向と背骨の方向が合致することで空間認知が変わり、移動可能性が出てきて、それによって世界とのかかわり方、自己認識が変化していく。
バウンダリー(自他の境界)というのがありますが、まず自分という認識がはっきりしていないと境界は引きようがない。心理的な自己探求も役に立つと思いますが、もしかしたら身体の感覚を育てていくことでバウンダリーの基礎の部分を補強できるなんてこともあるかもしれません。
安全・安心な感覚の中で自分とつながりなおす
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