高校時代は山岳部に所属していました。夏休みは槍ヶ岳とかを縦走していたのでこの時期になると猛烈に山が恋しくなります。

本当はきちんとトレーニングをしてどこかのパーティーに入れてもらうなどしてまた山に登ってみたいのだけれど、なかなか環境が整わず。せめて山の近くに行くだけでもと清里に行ってきました。

牧草地の上をたくさんの蜻蛉たちが透明な羽をキラキラさせて飛び交っている。甘い野原の匂いのする風が吹いて、雲がくるくる渦を巻きながら流れてゆく。光も影もくっきりとしたその風景の中でのんびり過ごしたら、ここのところ感じていたそわそわした感じが解けていってちゃんとここにいる感じが戻ってきました。

世界は静かで穏やかで、なんて美しいのだろう。
人間の世界は観念の世界だけれど、自然はそれを外して見せてくれるんだなあ。

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