生きる時間

先日、島村一平さんという方が単細胞生物の死の画像と一緒に「死とは自己と世界の境界線がなくなるということなのだ」というツイートをされているのを見ました。 

あまりにも完全な風景を眺めていると「この風景に溶けて消えてしまいたい」と感じたりするのだけれど、あれは死のときに本当に起こる事なんだなあ。

世界とひとつになってゆく感覚を思う時、子供の頃に大好きだった本、ミヒャエル・エンデの「モモ」の一節を思い出します。


「あなたは死なの?」

マイスター・ホラは微笑んでしばらく黙っていましたが、やがて口を開きました。

「もし人間が死とは何かを知っていたら、怖いとは思わなくなるだろうにね。そして死を恐れないようになれば、生きる時間を人間から盗むようなことは、誰にもできなくなるはずだ。」             









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