大人になる
10シリーズ中は立ってるときの脚の位置に、弱々しくて自信がない子供を。
それから1年数か月後の抗がん剤をしている時期、今度は自分の足裏の接地の仕方の中に、怯えた子供を見ました。
ずっと踵がうまく地面につかないなあと思う事が多かったのだけれど、それが恐れから自分の気配を消したい忍び足だったのだと気が付いて本当にびっくりした。
そうか。ずっと私、怖がってたんだな。大変だったものね。
でももう私は弱々しい子供じゃない。今の自分にしっくりくる歩き方を探したい。
どんな風に足を地面について、どんな歩幅で歩いたらしっくりくるかな?
感覚を探しながら歩いていたら足の裏が花が咲くようにふわっと開いて、地面にちゃんと足がつけるようになりました。嬉しくて2時間も歩いたっけ。
そうやって、ずっと一緒に歩いてきた子供の私は大人になりました。
身体との関係性が良くなってくると周囲が変わらなくても自分の中から変化が湧き出てくることがあって、そういう変化はとても面白くて内側からエネルギーを連れてきてくれるような感じがします。
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