選びなおす


人と深く関われば摩擦が起こることがあるのは当たり前なのだけれど、そういうとき自分の反応を観察すると、今まで反射的に応答していたものを選択しなおすということができるように思う。

今の私(自分が望む結果を得るために選択しようとしている、割と全体が見えてる)がまずあって、反応1(イラっとした)、反応2(迎合したい)、反応3(どうでもいいや)みたいな感じで沢山の反応が同時に起きている。この反応を観察していると過去にこういうことが起きていたんだろうな、みたいなものがうっすら見えてくる。言い返してみたら物凄く怒られたとか。しわ寄せを引き受けたらそれが固定化されてゴミ箱みたいな扱いを受けたとか。説明しようとしたけれど聞いてもらえなかったとか。フラッシュバックと言えばフラッシュバックなのだけれど、巻き込まれずにとりあえず置いておけると、反応に巻き込まれるのではなくて今の私がフラッシュバックも意見の一つとして入れながら選択しなおす余地が出てくる。今目の前にいるこの人は、過去の登場人物とは違うので、違うリアクションを返してくる可能性が高い。今目の前にいる人はどんな人?私はどうしたい?どんなバランスがいいだろう?  反応が語っているもの「もう傷つきたくない」とか「怖い」とかそういう、昔の私が抱え込んだ気持ちとコミュニケーションをする。多分、このコミュニケーションが大事で、何を選んでもいい。その結果を引き受けるだけのことだし、それは子供の頃みたいに何か一つでも失敗したら大惨事が起こるというようなことではない。少し時間はかかるけれど、そうやって自分と折り合いをつけていくことができるとフラッシュバックが起きてもあまり困らない。この自分の中に起こる反応をまとめていく感じは身体を動かす時に自動的に出てきてしまうバラバラなベクトルの動きをひとまとめにしていくこととよく似ている。自動的に起きてくる反応やパターンと間合いを保つことは、肚の感覚や自分の中心の感覚によってここに留まり続けられることで可能になる。 自分の身体とつながることは自分の心を大切にすることとつながっている。  https://www.resonanceblue.com/

 

コメント

このブログの人気の投稿

バウンダリーと背骨

セッションについて

ふたりでおどる