それぞれの世界
人それぞれ異なる知覚世界を持っているのだ、ということが腑に落ちてくるにつれて、正しい、正しくない、ということに以前ほど興味が持てなくなりました。
「正しい」を辞書で引くと「道理や法にかなって誤りがない」と書かれているのだけれど、「道理や法」が立ち上がってくるための世界が異なるのだと知れば、必要以上に他者とそれをすり合わせる必要もないし、必要以上に理解してもらう必要もない。
自分からは奇妙に見えたり矛盾して見えていてもその人の知覚世界の中ではそれが立ち上がってくる必然性があるはず。
むしろ、みんなが違う世界を生きているのに出会うことができるっていうことは、とても不思議で面白いことだなあと思います。
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