オソイホドハヤイ

「焦燥感」というものを観察してみると、エンジンを空ぶかししている車のようだと感じます。

自分の中に沢山のシミュレーションが走っていて、この選択をしたらどうなるのか、どこに問題があるのか、そのために何をしなくてはいけないのか、選択肢が沢山ありすぎて目移りしてしまい実行に移せない。

実行に移せないことでさらに焦ってしまってグラウンディングを失い、目の前にあることから逃げているような感じになってしまう。

結果もたらされる無力感や罪悪感。

オーバーヒートしてエネルギーを大量消耗しているのに、物事が前に進んでいかない感覚。


この焦燥感から抜け出すために、身体から学べることがとても役に立つことがあります。何しろ焦燥感は「感」というだけあって、その基礎には身体感覚があるから。

ここにいても大丈夫、失敗しても何とかなるという安心感。

少し引いた目で全体を見渡すための肚やグラウンディングの感覚。

連動性

そんなものを身体から学んでいくと、焦燥感から離れて合理的に思考を使えるようになってくる。本来の思考の機能を活かせるようになってくる。


SNSなどを見ていると「こうすればうまくいく」「これは良くない」という色々な人の価値観や成功法則のようなものが沢山流れていて、どれもそれなりにその通りだと思うことが多い。

けれどそれは書いた人の立場、書いた人のカードでの選択や価値観において意味があることで、現実には自分が今いる立場や持っているカードの中でしか選択はできない。

今自分はどんな状況でどんな立場なのか。

どんなカードを持っているのか。

自分を知り、自分が持っている選択肢と可能性を知り、その中から選ぶ。

それは「自分軸」ということでもあるでしょう。


今ここに確かにある身体に戻って、今ここで自分が何をどんなふうに実行しているのかに気がつく。

そんな力を身体から養っていくことで焦燥感から抜け出す足場を育てていくことができます。


ミヒャエル・エンデの児童文学『モモ』には、時間をつかさどる賢者マイスター・ホラの亀カシオペイアが登場します。

カシオペイアは甲羅に文字を浮かべ、30分先の未来を見通せる能力で主人公モモを導く存在であり、のろのろ歩くほど早く進むという不思議な特徴を持ちます。

うまくかみあって進んでいくときは、時間はゆったりと流れるし、ときにはほんの少しだけ先のことがわかったりするものですよね。


安全・安心な感覚の中で自分とつながりなおすボディーワーク

Resonance Blue

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