皮膚感覚の不思議



yieldのセッションの中で起こることとして「触れられた手の感覚がしばらく残る」というのがあって、これは何なんだろうとずっと思っていました。

先日稽古会でセッションして頂いたときにフッと思いついて「ゆっくり触れて、ゆっくり離してみてください」とお願いしてやって頂いたら触れられた感覚が残りました。

この余韻の感覚が触れるスピードで起こるのだとしたら、ゆっくりな速度だけに反応する皮膚の受容器があるのかな?と思って調べていたのだけれどうまく見つけられず、では何なんだろうかと皮膚の本を読み始めたら神経繊維が関わっているようでした。

「皮膚の有毛部のみに存在する遅速C繊維は、ゆっくり動く刺激のみに反応する。これは原始感覚系の刺激であり、島が反応する。島は脳の中でも高次な知的機能を司る前頭葉や、感情や情動を起こす辺縁系と神経繊維の連絡が行われている。」

yieldの知覚が開いた場の中だから起こりやすいというのと、安全・安心という文脈の中で感じる事で良質なスキンシップと同様に愛情の方の(嫌悪の方に触れることもあるそう)感情を感じやすくなるのかな?

…という仮説。

安全・安心な感覚の中で自分とつながりなおす


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