自己紹介⑤
関係性、というものが気になってきたころ、再びの転居で神奈川県に住むようになり、パントマイムの稽古を続けつつ、井上欣也先生から古武術とオリジナルなヨガ(瑜伽)を教わるようになりました。
またまた昔の稽古録より。
『2018年7月1日
瑜伽での声について。
前回は広がりがあって空間みたいな感じがするって思った声。今回は「調和」ということを思いました。
「どんな感じで声出そうかな」って思ってちょっと出遅れた声出し。先に声を出している人の声を聴いていたら、「ここに自分の声を入れたい!」と感じるスペースをみつけました。絵で言ったらそこだけ白くて、絵の具を塗る余地があるような感じ。
「さて、このスペースにぴったりはまるような声が出るかな?」と思いつつもとりあえず声を出してみたら、音階的にもトーン的にもぴったりくる声が出せた。自分が思っていたよりも低い声を柔らかく出せたのでちょっと感心しました。
空白に合う位置に、同じトーンの色を乗せるようにして声を響かせていくと、周りの色と溶け合って一枚の絵のようになりました。
なるほど、こういうのを調和っていうのだなあ。自分の居場所を見つけて、自分の出せる色の中から合う色を響かせていけばいいのか。
声が教えてくれること、面白いなあ。』
古武術では関係性や技の質感を見るのが面白かったのですが、ヨガでは自分と向かい合うこと、パントマイムと同じように身体感覚を通じて自分の中から出てくるものに向かい合うところ、それから、瞑想的な意識の状態についても感じられて楽しかったです。
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