自発的秩序形成

先日キャンプデビューしました。

鳥の声と肌寒さで目が覚めてテントから出た時に見た、柔らかに明けてゆく空。

夕暮れの浜辺で遊んでいたら、小さなイワシの群れがきらきら輝く身体で波と一緒に打ち寄せてきたり。

思わず先日yieldの勉強会で教わった、自発的秩序形成ということについて考えてしまいました。

物質の塊に過ぎない私が息をして代謝して、どういう訳か意識まで持って生きている。それは創発、物質の自発的秩序形成によるわけらしいけれど、「私」という個体のふるまいもまた、社会であったり集合意識であったり、色々なものを創発して秩序を形成している。そうやって全てが入れ子構造で秩序を作っているとしたら、その秩序はどこまで広がっているんだろう?

宇宙はエントロピー増大の法則によっていずれ死に向かうっていうけれど、その宇宙の死の外側には入れ子は存在しないのかな?

私の存在はあまりに小さ過ぎてそんな長いスパンのことなんか感じ取れるわけもないのだけれど、個々の存在の間に立ち上がるダイナミクスがいのちなんだとしたら、いのちって個体の中に閉じてる訳じゃなく、ずっとずっと遠くまで広がっていくものなんだろうか。

私自身のいのちもそのような大きな秩序の一部としてあるのだとしたら、生き物の定めとして老いや病や死という事を抱えながら生きなければならないとしても、もっと安心して生きても良いのではないか、そんな風に思います。




コメント

このブログの人気の投稿

余裕をもつ

セッションについて