渋滞と滞り



 yieldでは最小限の介入、ということを重視しています。

ゆっくりと静かに入って、受け手の方のお身体のペースを大切に進めていきます。

最初は心もとなく感じられるかもしれません。

しかし、これはとても合理的なアプローチなのではないかと思っています。

不調があるとき身体の中で起きていることを「滞り」と考えると、「高速道路での交通渋滞」と似たようなアプローチが有効なのではないかということが考えられます。

高速道路での交通渋滞は「車間距離が縮まると後続車がブレーキを踏む、それが連鎖的に連なってブレーキの波が伝わっていくことで起きる」のだそうです。渋滞が起きにくくする、もしくは解消するためにはどうしたらよいかというと、「全ての自動車が適切な車間距離をとって走行する」ということだといわれています。

身体の中の滞りで考えてみましょう。

身体の中は局所的に循環しているわけではなく、すべての流れが繋がっています。全体の流れを適正化して滞りが起きにくい状態(適切な車間距離が保たれた状態)にするには、局所的な流れのスピードを上げるのではなく、まずは全体のスピードをスローダウンして均一化したほうが効果的ということが言えるかもしれません。

yieldで起こる深いリラックスと、そこから立ち上がってくる変化のダイナミクスにはこのようなことも関係しているのかもしれないと思います。

渋滞学

https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/nishinari_lab.html

渋滞のシミュレーション

https://www.shutoko.jp/traffic/traffic-info/mechanism/









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