緊張と運動



古武術の稽古で兄弟子に手合わせして頂いたとき、こんなことを教えていただきました。

「力を入れるという事には、緊張と運動がある。ほとんどの人は緊張の方を力を入れることだと思っているが、それは効率的な身体の使い方ではない。効率的な力の使い方である運動では力が通り抜けていくので力を入れている感覚がなく、手ごたえがないと感じる。武術では緊張と運動を区別する必要がある。」

身体の使い方だけではなく人生もそうかもしれない、と思う時があります。

きちんと流れに乗れているときは頑張っている感じがしない。すっと、手ごたえがないくらいの感じで進んでしまう。

手ごたえの無さに任せていられること。駆られずに寛いでいられること。流れに乗るには案外そんな事が大切だったりするのかもしれません。

そして、身体は感覚を通じてそれを教えてくれるんですよね。

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