感情と姿勢
「いかり肩」なんて言葉があるけれど「感情と身体」もう少し詳しくいえば「感情と姿勢」は強く結びついています。
外から見ての印象でも「何となく怖いな」とか「何となくほっとするな」と、私たちは日常的にそれを判断していると思うのですが、自分の身体については「そういう性格」として片づけてしまって、それがベースではないかもしれない可能性についてはあまり考えないことが多いのではないでしょうか。
私自身かなり長いこと自分は凄く怖がりなのだと思ってきました。パントマイムの稽古をしていても、「喜び」や「怒り」などの感情表現は難しいのに対して「恐怖」や「不安」の感情表現はすんなりできる。
今パントマイムの感情表現をやってみようとすると「喜び」「希望」はやりやすくて「恐れ」「不安」は空々しくなってしまってなかなかうまく表現できません。
稽古や施術を受けることを通じて肩が下がったり手足や首を胴体に引き込むような(亀が甲羅に引っ込むように)癖が取れると同時に、防衛的な構えが常態化していたのが自分なりのニュートラルに近づいたのだと思います。
そうなった今はむしろ、自分は持っている敏感さの割にはかなり冒険好きな性格なんじゃないかと感じます。
姿勢というのは神経系の状態を反映しているだけではなく、その姿勢を取っていることで特定の感情を引き起こしやすくなるというパターンを構成していて、そこからうまく抜けられると全く違う風景が見えてきます。
yieldは常態化した防衛モードを解いてニュートラルに近づけることに力を発揮するボディーワークです。どうぞ一度体験してみてください。
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