自信の根っこ
姿勢というのは痛みや制限の原因になることもあるし、意識の状態と結びついていたりもします。だから、状況への適応を考えたときには「こういう姿勢の方が望ましい」という方向性はあると思います。
でもそれは固定化されたものではないのではないのではないかと思います。
私は帝王切開を2回しています。術後のお腹にダメージがある状態でどうやってベッドから起き上がるか、試行錯誤してみたら傷がふさがってなくても意外といけるという事が分かりました。起こる痛みを耐えられる範囲に収めるように体の動きや姿勢の方を工夫してゆけばよい。回復してきたらそれに合わせて姿勢や動きをよりトータルの負担の少ない姿勢に(腹部を庇うと前かがみになるので、背中や肩に負担がくる)移行してゆく。
あたりまえだけれど、こういう時に「背筋を伸ばして…」とかいう、外的な基準に合わせることはできないし、やればデメリットがあるでしょう。
固定化した正しさではなく「状況に合わせられる」ということが大切で、それには「固定化した身構えを解く」「ゆだねる動きを引き出す」ということが有効です。
身体を動ける状態にしたうえで、身体自身が選ぶバランスを眺めてみる。
自分の身体をコントロールすることから一歩引いて、身体の選択を認めてやる。
この態度の中には「自信」の根っこになるようなものも含まれているかもしれません。
yieldのセッションをどうぞ試してみてください。
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